分析モード — 直近 30 局を「正確性」で見る
対局が終わると、指した手が 1 手ずつ評価されます。色分けされた盤面と「正確性」の数字が出ますが、その数字が何を意味するかは画面に書かれていません。実装から読み取れる範囲をまとめます。
01分析モードでできること
保存された対局は最大 30 局です。分析モードを開くと、直近の対局が一覧で出て、1 局を選ぶと手順をたどりながら評価が見られます。評価は Stockfish によるもので、ヒントの表示には深さ 10、詰みの判定には深さ 20 の探索が使われます。
分析の対象は、あくまで自分が指した対局です。他人の対局や、アップロードした PGN を読み込む機能は確認できていません(不明)。
02色分けの意味
手の評価は 3 色で示されます。構築 JS の定数では、形勢を良くした手が緑(#6edb51)、悪くした手が赤(#db5158)、変わらなかった手が黒(#000000)です。
黒が「悪くない」という意味ではない点に注意してください。形勢が変わらなかった手、つまり互角を維持した手です。ただし、相手も最善を指した結果として互角なのか、こちらの手が偶然互角だったのかは、色だけでは区別できません。
03評価の中身
分析画面の評価は Stockfish の出力を使いますが、この作品の内部にある評価関数(対局中に AI が使うもの)は、駒の価値の合計だけを計算します。キング 200、クイーン 9、ルーク 5、ビショップ 3、ナイト 3、ポーン 1 です。
そのため、分析画面の評価と、対局中に AI が下した判断が食い違って見えることがあります。分析の数字は Stockfish の見立て、対局中の AI の判断は Skill Level に応じて弱められた Stockfish の見立て、と別物だと考えてください。
04数字の読み方(推測)
「正確性」は 0〜100 の数値で出ますが、計算方法は公開されていません。一般的なチェスソフトでは、最善手との評価差を平均して百分率に直す方式が使われますが、この作品が同じ方式かは分かりません。
数字を上げたいだけなら、大きなミスを減らすのが近道です。赤い手が 1 つも無い対局は、たとえ負けても正確性は高く出ます。逆に、1 手だけ駒を捨てた対局は、他が完璧でも数字が落ちます。
分析は 1 局ごとに時間がかかります。直近 30 局すべてを分析するより、負けた対局を 3 局だけ選んで見るほうが、練習としては効果的です(推測)。